交通事故時に誰に損害賠償を求めるべきなのか

通常損害賠償を求める相手は加害者になります。大半の交通事故では、被害者が加害者に対して損害賠償を行うのですが、人身事故を起こした場合や高額賠償が必要な場合には、加害者が加入している保険会社と交渉をして、損害賠償を支払ってもらうようになります。しかし、場合によっては加害者以外の人から損害賠償を請求するようになる可能性もあります。では、どのようなときに加害者以外の人から損害賠償を請求するようになるのでしょうか。

例えばバスやタクシーの運転手、会社で使用しているいわゆる営業車両が事故を起こした場合、当然加害者である運転者にも損害賠償を請求することができるのですが、この場合には会社にも損害賠償を請求できるケースがあります。他にも知人や友人に車を貸した場合、車を貸した人にも損害賠償できるケースがあるのです。こんな要求が通るのかと考える人も多いでしょうが、被害者への支払いが行われないという事態を避けるために設けられました。

よって第三者に車やバイクを貸すということは、基本的に行ってはいけません。もちろんレンタカーであれば話は別ですが、もし誰かに車を貸して、その人が交通事故を起こしてしまうと、とばっちりを受けてしまうことになる可能性もあります。また、交通事故が発生した際に、歩行者をよけようとして人身事故を起こした場合にも、その歩行者に対して損害賠償を請求できるケースもあります。ただし、その歩行者が明らかに道路交通法に違反していた場合に限ります。

例えば信号を無視して横断した、歩道があるのに車道を歩いていた、横断禁止の道路に飛び出してきたなどです。よって普通に歩いていれば、まず加害者として損害賠償を支払わなければいけない事態になることはありません。最近の日本もアメリカの悪影響を受け、訴訟大国になりつつあるため、最近では高額賠償になるケースも多いのです。もし交通事故で被害を受け、きちんと損害賠償が行われない場合には、弁護士に相談をしてみましょう。